第428章:便利なポーンは当然繰り返し使うべき

「翡翠みたいに、やさしくて気品のある人」

ゾーイはその言葉を思い返した。たいていの場合、アクセルが周囲に与える印象は、まさにそれだった。

だから、別に嘘をついたわけではない。

ヴェーダは思わず、アクセルがどんな姿をしているのか想像してしまう。

そしてこらえきれず、さらに尋ねた。「ダニエルと比べたら、どんな感じ?」

ただの世間話なら、ゾーイも深く考えなかっただろう。

だが、ヴェーダの聞き方は、明らかに興味があるとわかるものだった。

ゾーイの胸に、ふっとある考えが浮かぶ。

彼女は意味ありげな笑みを浮かべてヴェーダを見た。「身分も立場もダニエルと似てるわ。でもダニエルの冷たくて近寄り...

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